顎が痛い・顎が疲れる・歯ぎしり・食いしばり〜TCHとは?側頭部の偏頭痛でお悩みの方へ
- 2022/10/17
- 顎が痛い

今回は「顎」です。
この問題もここ数年で確実に相談件数が増えてきているように思います。
顎の痛みや様々な違和感を感じられ、当院へお話を聞きに来られる方は多いんですよ。
では、具体的にどのような症状でのご相談があるのでしょうか?
① 顎が疲れる
・ダルい
目覚めたときから、顎が疲れている、顎のだるさを感じる・・・ ひょっとしたら就寝時に歯ぎしりや食いしばりなどの癖があるのかもしれません。上下の歯が接触すると瞬間的にお顔の筋肉は緊張します。
お顔周りの筋肉が凝ってしまうと血行不良を起こし、「痛み」「疲れ」「だるさ」として感じてしまうこともあります。
肩こりをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
・歯や顎に負担をかけてしまう日ごろの癖がないか?
・かみ合わせが歯や顎関節に負担をかけてはいないか?
などご自分の噛み合わせについてしっかりとチェックしてもらうことをお勧めします。
※顎関節症について
② 歯ぎしり・食いしばり
就寝時にギリギリ…ゴリゴリ…と音を立てて歯を噛みあわせる癖。噛んで横にこすり合わせているのが、「歯ぎしり」ですね。
ご家族やご友人からの指摘で気づかれる方が多いようです。
そんな周りの方への影響を心配されてのご相談を受けたりします。

ゲームやパソコン作業、スマホを見ているとき、手芸・・・などなど。
集中しているときに歯をまっすぐにかみ合わせているケースは多いです。
正常な歯の接触時間は一日で20分程度です。
どうでしょうか?
みなさんはどのくらいの時間上下の歯が当たっていますか?
こういう食いしばり癖のことを、「Tooth Contacting Habit」 略して”TCH”といいます。
上下の歯を接触させると、歯や歯を支えている顎の骨やお顔周りの筋肉に力がかかります。
体の中でも一番硬い組織である歯ですが、毎日毎日グッと力をかけられていたらそりゃあ悲鳴を上げます。
その力というのは体重の2倍くらいの力がかかるらしいですよ!
この「TCH」。
Habit癖です。
長年の癖を短期間では治らないと思います。
でも、日々意識付けすることは今日からできそうじゃありませんか?
ふと。 今、歯を当てていはいないか?と気にしてみてください。
ついていたら歯をはなしましょう。
いかんせん、歯が割れたり歯ぐきや顎の骨に悪さしないように・・・など何か対策をとりたいものです。
例えば歯に直接力が伝わらないよう、マウスピースを作るのもいいかもしれません。
まずはレントゲンやCTを使って歯への影響がないか?
顎関節の位置は問題ないか?
歯並び・かみ合わせに問題はないか?
と多角的に審査してもらい、適切な処置をしてもらいましょう。
※顎関節症について
③ 側頭部の偏頭痛がある
こめかみ辺りがギューッと締め付けられるように痛い。 偏頭痛もちで薬が手放せない。 などでお悩みのことはありませんか?ひょっとしたら、「TCH」のせいなのかもしれません。
物を噛むときに使う筋肉は広く、こめかみ〜頭部にかけてあります。
前述した、かみしめ癖の「TCH」があるとこの筋肉に負担がかかります。
硬く凝り固まった筋肉がしめつけてきて、偏頭痛を引き起こしてしまうのです。
かみ合わせや顎関節に問題がないか?
診査してもらったり、TCHについてのお話を聞かれてみてはいかがでしょうか?
※顎関節症について
いかがでしょうか?
ふとした時に感じる顎の痛みや違和感はそのまま放置せずに、ぜひ当院へご相談ください。
顎関節症やかみ合わせについての知識と治療経験が豊富な歯科医師がしっかりとお話を聞き、あなたに合う治療法をご提案できるかと思います。
MC天神こが歯科
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